秋桜の空に レビュー
このコーナーは独自の見解で書いてますので、一つの参考として読んで下さい。
まだまだ読みが浅いので、これからもちょくちょくアップ・修正していく予定です。
意見があれば、どんどん掲示板のほうへお寄せ下さい。
よくある『ONE』との比較。
何処が『逆』なのか? 03/3/19
『秋桜の空に』は時々『逆尾根』と呼ばれることがあります。
逆尾根……『ONE』の逆。一体何が逆なのでしょうか?
一般的な『逆尾根』の名の由来はこうです。
○『秋桜の空に』は、主人公が周りの人を忘れていく。
○『ONE』は、周りの人が主人公を忘れていく。
この事から、この作品は『逆』だと言われてきたのです。
さて、ここからが私の理論です。
ここで、双方の幼馴染『涼香』と『瑞佳』を比較に出してみましょう。
彼女らには多くの類似点が存在します。
○もちろん幼馴染であること。部屋に起こしに来ることもや、二人で急いで登校するところも。
○ストーリーで重要な役割を果たしている。それも子供のころの二人が。
これ以外にも、幾つもの類似点が見つかるでしょう。
さて、議論されるのは二人の相違点です。
それを、シナリオの流れに沿いながら追っていきましょう。
まず、主人公との仲が進展する出来事を考えてみましょう。
○桜橋 涼香の場合
体育祭での告白(本気) → 失敗 → 主人公が嫌われる → 公園で仲直り
○長森 瑞佳の場合
罰ゲームで告白(不本意) → 成功 → 主人公が嫌う → 学校で仲直り
もう解りましたでしょうか?
詳しく説明すると……
○『秋桜』では、靖臣は涼香に本気で告白する。しかし、逃げられる。
『尾根』では、浩平は瑞佳に罰ゲームで告白することになる。しかし、受け入れられる。
○『秋桜』では、靖臣は涼香に一時的に避けられる。
『尾根』では、浩平は瑞佳を一時的に避ける。
まあ、そういう事です。
明らかに、この二人のシナリオは『逆』の道のりを辿っているんですね。
あと、もう一つはエンディングの違いです。
○涼香は、靖臣の事を忘れようとする。
○瑞佳は、浩平の事をずっと覚えている。
とても些細な部分ですが、これもはっきりした二つの違いだと思います。
まあどういう形であれ、結局最後には結ばれる運命なのですが……
二段階のエンディング 03/3/19
説の題名を見ての通り、二つの作品にはこのような類似点があります。
○主人公とヒロインが別れ別れになった時にかかる、エンディング。
○再び主人公とヒロインが結ばれた時にかかる、真のエンディング。
シナリオが類似しているため、エンディングのタイミングまで似通っていますね。
さて……この法則が成り立っていないキャラが、双方の作品に一名ずついます。
それが『桜橋 涼香』と『氷上 シュン』です。
何か、すずねえとシュンを比べることに不満があったりしますが……
○涼香の場合、一番目のエンディングがかからない。
○シュンの場合、二番目のエンディングがかからない。
後者の理由は簡単です。
シュンのエンディングは、ほぼバッドエンド扱いになっているからです。
他のバッドエンドの場合でも、二番目のエンディングはかかりませんから。
前者の理由は……話が切れていないことにあります。
他のキャラでは必ず、『靖臣が両親に引き取られる』時にエンディングが入ります。
でも、涼香の場合そこで年月が経たないので、エンディングを入れるタイミングが無いのです。
よって、涼香の場合はエンディングが入りません。
でも、表ED曲『癒』は涼香シナリオを意識した歌詞になってるんですけどね……
CGを比較 03/3/19
Marronは新手メーカーなので、CGに関してはかなり叩かれてきました。
特に多い声が『立ち絵の方がイベント絵より上手い』というのと『背景がいまいち』というのです。
これらを、尾根と比較しながら検証していきましょう。
これは、一般に『経験不足』から来ているのではないでしょうか?
それは、CGのライン補正や塗り、全てに関して言えることです。
もちろん、背景のいまいちさもここに起因していると言えます。
経験不足故に、原画の『岩舘こう』氏の絵をまだ生かし切れてないなと思いました。
これらを尾根と比較してみます。
原画レベルは、秋桜の方が上だと思います。
発売日2年の差は大きいですが、それでもずいぶん秋桜の原画のほうが整ってます。
まあ、『樋上いたる』氏の絵が大分癖が強いことも原因ですが……
そしてCGレベルは……あまり変わりありませんね。
現在のKeyのCGの塗りは天下一品ですから、2年のブランクがちょうど良いくらいになってます。
まあ、尾根の方が塗りが少し暗めかとは思いますが。
さて、これからのMarronについてですが……
『お姉ちゃんの三乗』ではかなりCGレベルが上がっていたので、これは期待できると思います。
そして、再び『岩舘こう』氏の原画でのゲームを製作する日を心待ちに……
本当にそんな日が来るのかなぁ?
キャラを比較 03/3/19
『秋桜の空に』と『ONE』のキャラ構成を比較してみましょう。
まず、攻略キャラについてです。
『秋桜の空に』では、攻略キャラは五人。
その打ち分けは、先輩一人・同級生三人・教育実習生一人です。
『ONE』では、攻略キャラは女六人・男一人。
その打ち分けは、先輩一人・同級生五人・下級生一人です。
さて、これに関して『秋桜』が『ONE』とは違っているところは……
○妹キャラがいない。
○転校生等違う制服のキャラがいない。
○教育実習生といった学生外のキャラがいる。
といった所です。
特に一番目は、『さすがお姉ちゃんメーカー』といった所でしょう。
二番目に関しては、『練馬 かすが』『光が丘 局』等脇キャラに若干いますけど……
この辺りは、Marronのこだわりが見えています。
次に、攻略キャラ外です。
まず最初に、立ち絵のあるキャラから比較しましょう。
このような作品は定番として、攻略キャラ一人につき脇キャラ一人となっています。
これら二つの作品も例外ではありませんね。
『秋桜の空に』では……
桜橋 涼香 …… 小泉 鞠音
楠 若菜 …… 楠 璃奈
尼子崎 初子 …… 楠 若菜
佐久間 晴姫 …… 野々宮 美影・小泉 鞠音
小泉 ひより …… 姉倉 小鹿
『ONE』では……
七瀬 留美 …… 広瀬 真希
川名 みさき …… 深山 雪見
里村 茜 …… 柚木 詩子
まあ、ざっとこんな感じです。
カナ坊と初子に関しては、お互いのシナリオでお互いが脇キャラと言えますね。
そういうわけで、『秋桜』に関しては全攻略キャラについて脇キャラがいることになります。
『尾根』に関しては、キャラが多いので必ずしも成り立っていませんが……
最後に、立ち絵も存在しないキャラについて。
この二作品は、当ページのキャラプロフィールを見ていただければ解りますが、細かいキャラが多数存在します。
その中には、『小説のみ登場』や『名前登場せず』といったかなり細かいキャラもいます。
例を挙げれば……
『秋桜の空に』 …… 練馬 かすが、西園寺 由香、光が丘 局、新沢 静姫
『ONE』 …… 椎名 華穂、城島 司、南条 紗江子
まあ、ざっとこんな感じです。
細かさ故に、全員知っている人も少ないことでしょう。
これは、設定が一人歩きしている状態とも言えるので、あまり思わしくはありませんが……
まとめとして、キャラに関して二つの作品に言える事はこうです。
どちらも、『お決まり』以上の類似点は無い。
どうやら、キャラに関してはあまりONEを意識してないようですね。
グッズを比較 03/3/19
最後に、双方のグッズについて比較してみましょう。
双方は共に『小説』『ドラマCD』を出しています。
ドラマCDに関しては……
○本編シナリオに乗っ取った内容。
○声優がここで始めて起用された。しかも豪華声優陣。
等の類似点があります。
異なる点は、『秋桜の空に』の方が『メーカー』の干渉度が強いということです。
シナリオ『竹井10日』氏、ジャケット『岩舘こう』氏と、かなり凝った作りをしています。
これに関しては、CG使いまわしの尾根には勝っていますね。
さらに『竹井10日』氏書き下ろしの歌が付き、イラストは小説でお馴染み『依澄れい』氏。
ごもっとも、尾根に関してもED曲が新アレンジと一応凝ってますけどね。
このこだわり様の差こそが、ドラマCDについての大きな違いであると言えます。
小説に関しては、ほとんど類似点はありません。
『ONE』の場合、『シナリオを他の人が書いたもの』といったよくある小説化の方法を取っています。
この場合同人と大差ありませんから、ユーザーにはあまりウケてません。
むしろ、『SEVEN PIECE』『innocent』といった、本家久弥氏の『Cork Board』の小説の方がウケてます。
こちらの方は完全に同人なのですが、私がお勧めするとしてもこちらを勧めます。
最も、私は『Cork Board』のファンなので、あまり参考にならない意見ですが。
『秋桜の空に』の場合、『竹井10日本人の書いたオリジナル』といった前代未聞の方法を取っています。
この場合栗っ子は読む使命感に燃えることになるので、実際ユーザーにはかなりウケてます。
私的には、『ぱるくす』の秋桜本もお勧めします。
栗っ子の話題性大の『秋桜THE秋桜』に加え、『竹井10日』氏や『岩舘こう』氏のゲスト原稿もあり。
あまり見かけませんが、見つけたら手にとってみてはいかが?
Marronは、Tacticsに比べるとかなり弱小ブランドです。
しかしながら、この辺りのこだわりはとても好感を持てるメーカーだと思います。
その他。
この説は、かなりどうでもいい内容になってしまいました。
秋桜の一部のキャラの名前には、ある共通点があるのです。
このネタは、特に東京都在住の方なら知っている人も多いでしょう。
知らなかった人は、東京近郊の路線図でも開きながら見てみてください。
一部のキャラとは、次の四人です。
練馬 かすが・板橋 修吾・豊島 優・光が丘 局
前の三人はいずれも小説のキャラ。局は本編裏設定キャラです。
さて、勘のいい人はもうお解りでしょう。
練馬区・板橋区・豊島区……前の三人の共通点は『東京都の区』の名前です。
では、最後の『光が丘 局』に関してはどうでしょうか?
それも同じ事です。練馬付近の都営大江戸線を見てください。
−練馬−豊島園−練馬春日−光が丘……ここの地名が名前の由来となっているのです。
都営大江戸線の開通が、ちょうど秋桜が発売した頃ですからね。
さすがに、ここまで来れば意識していること間違いないですね。
まあ、そういう訳で本当にどうでもいいお話でした。終わり。